不真面目なキミの叩くドラムは安定してますか?
ワンコーラス中はもちろん、おかずや間奏、転調でテンポが変わる時などにリズムがズレたり、走ったりしてしまうなんてことはありませんか?
ドラムのテンポやリズムをキープするというのはとても重要なのです。
レコーディングをするなんてなったら必要不可欠。
レコーディングは基本的にドラムから録音をすることが大半です。ドラムがメトロノームでテンポキープできないとかなり厳しいのです・そこのテンポがズレていくと他の楽器が演奏しづらいどころかできないこともあり得ます。メトロノームで合わせるだけでは、心許ないのも事実です。
なので、今回は
しっかりと安定したドラミングをする方法
についてお伝えします!
演奏を安定させるのなら、土台をしっかり。
ドラムは見た目の通り、ドンッ!と構えてるイメージの通り、実際のドラムの演奏も、土台をしっかりさせたいのです。その土台というのはバスドラムのことです。
見た目のままですよね。ドラムの土台はバスドラムです。一番低音で譜面上でも一番下に位置してるだけあって、ドラムの演奏を支えてるのはバスドラムです。
ドラムを始めて間もないと、手が中心になってしまいがちです。それは仕方がないことです。
なぜなら目の前で確認できるし、ドラム叩いてる本人は、距離が近い分、ハイハットやスネアの音を聴きやすいし、何より、足を使うというのは、サッカーをするくらいしか、細かく動かすようなことはあまりないので、手を使う方が簡単だし、わかりやすいからです。
でも、周りのメンバーはバスドラの音が聴きやすいのです。
バスドラに関して言えば、ドラマー本人は、手で叩いてるものの音でかき消されて聞こえないという人もいるでしょう。でもなぜバスドラが中心にした方が良いのか?
それは1小節目の1拍目は必ずと言って良いほど、バスドラが入っています。それをリズムの起点として、バンドのメンバーはバスドラに耳が行くのです。つまり合わせやすいのです。
そして、バスドラは他のタイコやシンバルより、倍音が少なく、リズムを取りやすいのです。つまり、周りのメンバーにとってバスドラの音は、メトロノームの音に近いのです。
そのため、周りはバスドラとスネアを中心に合わせようとします。そして、バスドラに合わせて、他の楽器の伴奏のリズムが作られたりもするのです。
それだけバスドラが重要な位置にいるのです。
叩く時に意識することは?
どうしても常に細かく叩かれるハイハットが合わせやすいと思いがちなのですが、細かく叩き続けてるものを調整する方が意外に難しかしいものなのです。その点、バスドラは叩き続けるようなことがあるわけではありません。(ツーバスをドコドコ叩くようなものは少し例外です)
体を動かすという観点からでも、下半身をしっかりさせた方が良いのは事実です。野球などのスポーツなどでもそう言われてますよね。
下半身が安定すれば、上半身も安定して、手も動かしやすくもなります。
つまり、
体を安定して動かすことができれば、ドラミングも安定します。
みなさん、ここまでくれば、手を意識しなくてもリズムパターンは動かせるようになってると思います。メトロノームを聴きながら、バスドラを合わせると、テンポも安定してリズム全体も安定します。さらに周りのバンドメンバーも合わせやすくなるのです。
演奏中にバスドラの音が聞き取れない時は。
バスドラが中心だと言われても今までそこまで意識もしてなくて、実際に聞き取りづらくて困ることはあると思います。
ではどうやったらバスドラの音を聞くのかというと?
マイクで音を拾って、モニターでバスドラの音を聞くことができます。
これが一番手っ取り早いです!
生のドラムだとシンバルやタイコの音でかき消されてしまっては、マイクの力を借りるのが一番です!すごくもったいぶって裏技っぽく伝えてますが、プロでもやってる人はけっこういます。
ライブではもちろんのこと、練習でも鳴らしてる人は少なくありません。
モニターから出すのはボーカルの声だけだと思う人も結構いるみたいですが、そうではありません。ライブハウスの場合は全パートの音を鳴らすことの方が多いのです。つまり確認するためのものなので、鳴らしても問題ありません。
モニターで鳴らして自分のバスドラの音を確認する。
これでしっかりバスドラの音を聞いて、体もリズムもバンド全体の音も安定させてましょう!
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