色々なリズムパターンが叩けるようになった、テンポも早く叩けるようになった、でもドラムを叩いてて慌ててしまったり、余裕がなくなってしまうことはありませんか?
あとはドラムを叩いた後にめちゃめちゃ疲れるということもあると思います。もちろん、ドラムの演奏というは椅子に座ってるとはいえ、かなり体を動かす楽器です。
今回のお伝えすることができるようになったら、今までやってたことなど、ドラムが簡単になりだしたり、あまり疲れにくくなると言っても過言ではありません。
ドラムが上達していくと当たる”壁”
今回このブログで話したいことは、教則本ではあまり伝えられないことです。
なぜなら、テクニックではないのです。
でも必要です。しかし、教則本では注意しづらい部分なのです。
ボク自身もこの壁にぶち当たったことがあります。専門学校時代の友達でこの壁にぶち当たり、壁を超えられずドラムをやめることになってしまった友達もいました。
つまり、今回の話は上達していくためには、習得した方が良い考えだということです。
これができれば単純にうまくなったり、今まで難しかったことができるようになったりもします。周りから見ても上手に見えることでしょう。
そして不思議なことに音が”鳴る”ようにもなります。
長くドラムを続ける為には、避けては通れない課題と言えるかもしれません。しかし、これは周りに言われないと気づかないこともあるのです。だから教則本を読んだところでわからないし、自分で気づくことが難しい、叩いた録音を聞いてもわかる人はわかるかもしれないというレベルです。
今回のテーマは力を抜いてドラミングする
さぁこれを見て、あなたはどう思いますか?「できて当たり前なんじゃないの?」「そんなこと言われなくてもわかってるよ。」「オレはできてる!」みたいな声が聞こえてきそうですね。
実際にあなたはそれができてるのでしょうか?
例えば、1時間早いテンポの曲などを叩いて後にあなたの腕はどうなってますか?疲れたり、少しハリを感じたり、痛みを感じるような人もいるかもしれません。
痛みを感じるようなら、あなたは完全に良くない叩き方をしています。
ボクもそうだったのですが、力を抜いて叩くと音が鳴らせないのでは無いのかなと思ってしまう人もいると思います。でも実際は違うのです。
力を抜いてドラムを叩く=スタジオなどでアンプを使うギターやベースの音に負けてかき消されてしまうのではないか?という不安を感じてしまう人もいると思います。その心配はありません。
なぜかというと、理屈としてはメトロノームの同じです。
ドラムの音は基本的にアタック音です。衝突音とも言いますね。物と物がぶつかった音です。それと比べるとギターやベースもピックや指が当たって音がなるということは間違い無いのですが、これらの楽器は弦が震えることでなる楽器なのです。
つまり、音の性質が違います。
そしてドラムの音は言わずともわかると思いますが”爆音”です(笑)実際にサイレントドラムを使ってもマンションではクレームが来るものです。
それは音と同時に振動もあるからなのです。ドラムを叩くとそれだけの影響があるような大きな音がなる、そして他の楽器とは異なる音質の楽器なのです。
力を入れてドラムを叩くと弊害が多い。
ボクの友達の女の子の場合は背も小さく非力だという事で、無理に力が入ったドラミングになってしまっており、腱鞘炎でドラムをやめざるを得なくなってしまった子がいました。
彼女は自分の力が弱い=音が小さいと考えてしまい、力を入れて叩くドラミングが癖になってしまっていたようです。こうなってしまった彼女はかなりテクニックもあり、すごく上手なドラマーでした。
本当にもったいないと思いましたが、その癖に本人が気づくこともできず、誰かに指摘されることなかったのでしょう。いや、本人は演奏後に違和感などはあったはずなので、それを気にしなかったり、大丈夫だと無理をしてしまったのでしょう。
なので、今回の内容はこのようにドラムが出来なくなってしまうくらいのことなので、自分でできていると思っていても見直して欲しいと思います。修正することでドラミングが楽になり、楽しくなるので、絶対に修正すべきです。アクセントで強弱を付けるのとはまた違うことになります。
なので、力を抜いてのドラミングはしなくていけないのです。
それができてくると、メロコア系やメタル系でよう使われる、ツービートやスラッシュビートと呼ばれる早いテンポのリズムを叩いても疲れにくくなります。これに関してはさらにアップダウン奏法なども必要になってきますが、これも力が抜けて来ないとなかなかできるようにはなりません。
力が抜けたドラミングが身につけば、全身の力が抜けるので、体の強張りなども取れて、力が抜けた姿勢でドラムを叩くことができるようになります。
これから難しいリズムや手数を必要とするドラミングにチャレンジするのであれば、まずはこの力を抜いたドラミングができるようになっていきましょう!
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