ドラムを始めたい!でもよくわからない!
こんなことを思ったあなたは楽器屋さんへ行って始めようとしたことはありませんか?または本屋さんで教則本などを買ったり、立ち読みしたりした人もいるでしょう。
でも・・・
読んでもつまらない、なんか退屈で続かない、わからない、でもやっぱりやりたい!
という教則本を読めない、読む気になれない不真面目なキミのために、このブログでは、ドラムの叩き方を教則本などでわかりづらかったり、教則本には乗っていないようなやり方で、ドラムの叩き方をわかりやすくお伝えしたいと思います。
僕もドラムを始めようと思い、色々な本を買ったり、立ち読みしました。でも、ざっくり書かれててイマイチわからないことや、もう皆さんご存知的な感じで、説明されたものを探しても一向に現れない単語などもかなりありました。
ネット検索が当たり前になった昨今でもそういうエアーポケット的に説明不足なものってけっこうありますよね。かといって人に聞いたら「こんなことも知らないの?」みたいなことを思われたり、そんな感じのリアクションされてしまったら、メンタルやられて、やめたくなってしまいますよね汗
そんなのはもったいない!
ということで、このブログでは、僕がドラムをやってて、気づいたことや、教則本や講師の人があまり公に言わないような事もお伝えしたいと思います。(ちなみに僕は某有名専門学校のドラム科卒です^^)今回はドラムという楽器について説明したいと思います!
色々なものが集まってドラムセット
皆さん、ドラムと当たり前のように言いますが、正確には「ドラムス」です。
複数形なんですね。つまり「太鼓たち」ってことですw様々な打楽器をセットにしたのがドラムセットです。
「ドラムキット」と呼ぶ人もいます(ちなみにこれは教則本などにはあまり乗ってません。主にプロが使う呼び名です)ここでは、一般的に呼ばれているドラムセットと呼びます。
基本的なものはドラム(太鼓)とシンバルで構成されます。そこにカウベルやタンバリン、ウッドブロックやウインドチャイムなどを付ける人もいます。
では早速、基本的なドラムセットの説明をしましょう。
ドラムセットの基本
ドラムセットはたくさんありますが、一般的にドラムを行うとき、リズムの中心を担うのが三点セット呼ばれるものです。
この3つがあれば、一応ドラムとしての演奏は成り立ちます。
もちろん、ジャンルによってはもっと必要とされますが、それでもこの三点セットがあれば、とりあえずは成立させることが出来るのです。
今回はその三点セットについてお伝えしたいと思います。
バスドラム
まずは画像の①です。
一般的には「バスドラ」と呼びます。
これはドラムセットの顔みたいなところもありますね。バスドラムのヘッドにドラムメーカーのロゴなどが載ってるのが一般的です。有名なバンドだと様々なロゴやカラーリングを載せたりしますよね。アマチュアでも自分でヘッドを塗ったり書いたりする人もいます。
このバスドラムを2つ並べるスタイルが「ツーバス」と言われるものです。
XJAPANのYOSHIKIさんから流行りだしたと一般的には言われていますが、昔からそのスタイルでジャズやビッグバンドなどのシーンでも出てきています。
ちなみにスタジオミュージシャンや玄人ぶった(?)人はバスドラではなく、「ベードラ」と呼ぶ人がいます。『BassDrum』と書くので、「バス」はドイツ語、「ベース」は英語なので、特に変なことではないのです。
大物やベテランのミュージシャンの方が「ベードラ」って言うと「おぉっ!」と思われますが、いきなり「ベードラがさぁ」なんていきなり言い出すと鼻につくやつだと思われてしまうので、ご注意を(笑)
専門学生時代、僕もそう思ってたし、周りもそう言ってましたね(笑)若い子たちに聞くと今もそうみたいです。
スネアドラム
画像の②です。
一般的には「スネア」と呼ばれます。
スネアはドラムセットの中では、実質主役みたいなものです。
どの太鼓やシンバルもそうなのではありますが、スネアがドラム演奏の印象を左右しますし、リズムの中心になります。最初はドラムセットはスタジオやライブハウスのを借りるけど、スネアだけ自前という人はかなり多いです。
言葉で8ビート(代表的なリズムパターンです)を表すと、
「ドン、タン!ドンドン、タン!」
などと言いますが、この「タン!」がスネアです。ちなみに「ドン」はバスドラになります。
先ほども伝えましたが、スネアがリズムの中心で、聞いてる人はこのスネアが耳に残ります。聞いてる人が手拍子するときはこのスネアドラムに合わせて、手拍子することがほとんどです。ライブなど見に行ったときに手拍子を合わせるのが苦手な人はスネアに合わせれば、周りと揃いますよ^^
バンドのメンバーも同じです。バンドの曲を聞く人の耳に残りやすいということは、演奏も歌も合わせたほうが合わせやすくなります。
バンドのメンバーはリズムを合わせる時はこのスネアとバスドラを聞きます。
つまり、ドラムを演奏するときの中核、そしてバンドで演奏するときの中核を担っているのです!
ハイハット
画像の③ですね。
呼び名はそのままハイハットですが、「ハット」と呼ぶ人もかなり多いです。
僕自身もハットと呼びます。これは先程の「ドン、タン、ドンドン、タン」の中には入っていません。でも必ずハイハットは叩かれています。
一般的にスネアが左手、バスドラが右足です。そしてハットは右手で叩いて、左足でハイハットペダルを踏むものです。
ハットは基本的にずっと叩かれています。8ビートだったら、8分音符で、16ビートだったら16分音符で叩かれます。一曲の中で叩かれる回数が一番多いのがハットです。
ハットを叩く拍数は8ビート、16ビートはで変わります。ハイハットなどを連続する音符が8分音符で8ビート、16分音符なのが16ビートと呼ばれるリズムになるのです!
8ビート、16ビートどちらでもバスドラとスネアは「ドン、タン、ドンドン、タン」です。つまりハットの拍数がビートの名前になるのです。そう考えると実はハイハットとはリズムの裏番長みたいな感じなのです。
そして、ペダルを踏むか離すかで、ハットは閉じたり(クローズ)開いたり(オープン)します。これで音色も雰囲気もガラッと変わります。つまりハットもリズムの中核を担っています。
ハットペダルを踏んでる時に、踏んだままで、足踏みをするようにリズムを刻むことが多いですね。またハットを閉じたり開いたりして、独特のリズムを作り出すこともできます。
まとめ
今回は三点セットについてお伝えしました。
ドラムセットの基本ですし、この三点セットをうまく扱えれば、ドラマーとして一人前になれるくらい主要なものです。この三点セットはスタジオやライブハウスはどこでもあるので、まずは三点セットに注目するといいですね。
どうしても、クラッシュシンバルなどの派手なとこに目が行きがちですが、まずは三点セットがしっかり扱えるようにしましょう!
三点セットさえできれば、ドラムは演奏できると言っても過言ではありません^^
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